タイ東部チョンブリ県シリーチャー郡で5月18日、元世界チャンピオンボクサーで元タイ国家代表アマチュアボクサーのアムナート・ルアンルーン氏が自宅で薬物(覚醒剤と推定)を使用している様子を撮影した動画が、家族のFacebookユーザー「Methasit Raha」氏によって公開された。家族は「これが機会を与えるべき人物か」「シリーチャー警察に通報したが警察は来なかった」「家族と社会の負担」と強い口調で告発。アムナート氏はこれまで酩酊・暴れで4回逮捕されており、家族・近隣住民の苦悩が頂点に達した形だ。タイ社会で「元世界チャンピオン」の薬物使用と家族告発は極めて稀で、ボクシング界・地域社会への衝撃が大きい。
アムナート・ルアンルーンとは
アムナート・ルアンルーンは、タイのアマチュア・プロボクシング界で活躍した実績のあるスポーツ選手だ。タイ国家代表アマチュアボクシング選手として国際大会に出場し、その後プロボクシング転向後に世界チャンピオンタイトルを獲得した経歴を持つ。
タイは古くからボクシング(ムエタイ+国際ボクシング)が国民的スポーツで、世界チャンピオンを輩出してきた。元世界チャンピオンは社会的に尊敬される存在で、引退後はジムを開く、コーチになる、メディア露出するなど、安定したセカンドキャリアを築くケースが多い。
しかし一部の元選手は、(a)引退後の収入減、(b)頭部への蓄積ダメージによる精神的影響、(c)社会復帰の困難、などにより、薬物・アルコール依存に陥る事例も知られている。
家族が公開した告発動画
5月18日、アムナート氏の家族のFacebookユーザー Methasit Raha 氏が動画を公開した。動画には、アムナート氏が自宅で薬物を使用している様子が記録されているとされる。
家族のコメント:
「これが機会を与えるべき人物か。シリーチャー警察が何もできない人物か。社会の人間か。何度機会を与えても一度もまともにできない。他人の負担、社会の負担になっている。これだけ堂々と使ってみせるのは、もう限界だ」
「警察に通報して『自宅で薬物使用している』と伝えたが、警察は来なかった。彼を遠ざける方法はないのか。話しかけると問題になる。何か間違いがあったら、我々はまだ世話をしなければならない負担を抱える」
「こういう状況に直面したら、もう耐えられない。叫び続けて止まらない。我々は生計を立てなければならない、休まなければならない。隣家も休みたい。彼が誰かを殺すまで待たないといけないのか」
家族の言葉は痛切で、長年の苦悩が伝わってくる。
アムナート氏のこれまでの問題
過去のkhaosodなど地元紙報道によれば、アムナート氏はこれまで次の問題を起こしてきた。








