タイ航空(Thai Airways)が2026年5月15日、ロイヤルオーキッドプラス(ROP)会員向けに燃料サーチャージを最大30%値引きするキャンペーンを発表した。対象は国際線エコノミークラス(Xクラス)のマイル交換報酬チケット。チケット発行と搭乗が2026年5月25日から7月31日の期間に該当するものに適用される。中東情勢不安による燃料価格高騰でマイル交換時の現金負担が膨らんでいた中、タイ航空が会員サービスとして実施するもので、駐在員家族の帰省や東南アジア・欧米路線の旅行計画に直接効いてくる。
対象は国際線エコノミー、Xクラスのマイル交換チケット
割引対象になるのはタイ航空のすべての国際線、エコノミークラス(予約クラスX)でマイル交換するROPメンバー。Bangkok-Tokyo、Bangkok-Osaka、Bangkok-Nagoya、Bangkok-Fukuoka の日本各路線も含まれる。条件は(1)ROPメンバーであること、(2)マイル交換報酬チケット(Award Ticket)を予約すること、(3)チケット発行と搭乗が2026年5月25日〜7月31日の期間内であることだ。
燃料サーチャージは最大30%引き、現金負担を緩和
タイ航空のマイル交換チケットは、マイルと別に「燃料サーチャージ+税金+空港使用料」を現金で支払う仕組みになっている。中東情勢不安で世界の燃料価格が高騰し、特に近月は1人あたり数千〜1万バーツ超の現金負担が発生していた。今回のキャンペーンでは、その燃料サーチャージ部分を最大30%カットする。例えば日本路線のエコノミーで燃料サーチャージが10,000バーツだった場合、最大3,000バーツが値引きされる計算だ。マイル交換のお得感が一気に戻る。
中東情勢と燃料危機の継続が背景
タイ航空が今回キャンペーンを打った背景には、依然として続く中東情勢の不安定さがある。ホルムズ海峡を巡るイラン関連の緊張で、原油・ジェット燃料の市況が高止まりしており、タイの航空会社5社は5月初旬に政府へ緊急の燃料支援を要請、5月運休7路線・燃料サーチャージ倍増の対応を取った経緯がある。タイ航空にとっては、燃料サーチャージ高騰がマイル交換需要を冷やすリスクと向き合う場面で、メンバーリテンション施策として打ち出した形だ。
駐在員家族の活用シーン
長期駐在員の家族で日本帰省を計画している場合、5月25日〜7月31日のチケット発行期間にマイル交換予約をすれば、現金負担を抑えられる。子連れの夏休み帰省でファミリー4人分のチケットを発行する場合、燃料サーチャージ30%カットの効果は4人分まとめれば数万バーツに達する可能性がある。同じ期間に欧州・北米路線も対象なので、夏休み旅行のプランニングにもメリットがある。予約はthaiairways.comまたはTHAI Contact Centerで受け付け。マイル残高が十分にあるROPメンバーは、5/25解禁を待たずに早めに条件確認しておきたい。