タイの新車販売市場で、6-7人乗りミニMPVカテゴリのQ1/2026販売台数が発表された。1月から3月の3カ月間合計は2,958台で、Mitsubishi Xpanderが1,548台(シェア52.3%)で独走、Toyota Velozが934台(31.6%)で続く。3位は中国BYDのEVモデル「M6」で429台(14.5%)、4位Suzuki XL7、5位Hyundai Stargazerと続いた。日本車3社(三菱・トヨタ・スズキ)で約85%を占める日本車優位の構図は維持された一方、BYD M6のEV参入で電動MPVの存在感も着実に増している。
Q1販売トップは三菱Xpander、シェア52.3%
タイのMINI MPV市場でナンバーワンの座を維持したのはMitsubishi Xpanderで、Q1販売は1,548台。同カテゴリのシェア52.3%を占め、競合の倍近い販売差をつけた。Xpanderは7人乗りMPVの代表格で、新興国向けの実用設計と価格バランスで家族層から長年支持を得てきたモデルだ。
トヨタVeloz 31.6%、BYD M6(EV)が14.5%で3位
2位はToyota Velozで934台(31.6%)。Xpanderの最大のライバルとされる7人乗りモデルだ。3位はBYDのEVモデル「M6」が429台(14.5%)で、これまでガソリン車中心だったタイMPV市場にEV選択肢を持ち込んだ格好となった。4位はSuzuki XL7が37台(1.3%)、5位はHyundai Stargazerが10台(0.3%)と続いた。
日本車3社で約85%、BYDの存在感が市場を変える
タイの6-7人乗りMPV市場は、長年Mitsubishi・Toyota・Suzukiの日本車3社が圧倒的なシェアを握ってきた。今回のQ1ランキングでも、3社合計で約85%(Xpander+Veloz+XL7で2,519台、85.2%)と引き続き優位。一方でBYD M6の14.5%は、中国EVメーカーがガソリン主体だった同カテゴリへ本格参入したことを示しており、今後の市場再編に向けたシグナルとなっている。
在タイ日本人ファミリー層の選択肢
タイで子育てをする日本人ファミリーにとって、6-7人乗りMPVは家族や親族・ヘルパー同乗を想定した実用カテゴリだ。日本市場ではこのクラスのMPV選択肢が限られるが、タイでは三菱・トヨタ・BYDなど複数ブランドが競合し、ガソリン車とEVの両方が揃う環境になってきた。新車購入を検討する駐在員家庭にとっては、燃費・車両価格・EV補助金の適用可否などをチェックする市場として注目される。