タイ自動車市場のDセグメント(中大型セダン)で、2026年第1四半期(1〜3月)の総販売台数は2,374台だった。Toyota Camryが994台(シェア41.9%)で首位を守り、BYD Sealが722台(30.4%)と2位に付けた。Honda Accordは402台(16.9%)で3位、Deepal L07が220台(9.3%)、GWM ORA 07が32台(1.3%)、Mazda 6が4台(0.2%)と続く。
日本車が59%、中国EVが41%まで食い込む
動力源別では内燃機関・ハイブリッド(ICE/HEV)が1,400台(59.0%)、電気自動車(BEV)が974台(41.0%)だった。日本車陣営(Camry・Accord・Mazda 6)の合計1,400台と中国車陣営(BYD Seal・Deepal L07・GWM ORA 07)の合計974台がそのまま動力源の内訳と一致している。Dセグメントは上位クラスの購買層が多く、BEVの初期投資コストに耐えられる富裕層が中心のため、BEV比率がCセグメント(36.4%)より高い41%に達している点が注目される。
CamryとBYD Sealの差
CamryはタイでのHEVブランドとして信頼が厚く、リセールバリューの高さが支持される。BYD Sealは2023年のタイ正式参入以降、スーパーチャージャー網の拡大と政府のEV補助「EV3.5」の恩恵を受けて急速にシェアを伸ばし、Camryの約3分の2にあたる台数を記録した。Deepal L07(長安汽車系)は2024年タイ参入の新興ブランドだが、220台と存在感を示している。Mazda 6は4台にとどまり、モデルチェンジサイクルの遅れとHEV戦略の出遅れが響いた形だ。






