タイ自動車市場のC-Segment(中型セダン)分野で、2026年第1四半期(1〜3月)の販売台数は5,064台だった。Honda Civicが2,691台(シェア53.1%)で圧倒的1位を獲得し、Tesla Model 3が1,431台(同28.3%)で2位に続いた。中国車勢はGAC Aion ESの406台とJuneyao JY Airの7台を合わせても413台(同8.1%)にとどまり、苦戦が鮮明だ。
販売ランキング上位6モデル
1位はHonda Civic(2,691台・53.1%)、2位はTesla Model 3(1,431台・28.3%)、3位はToyota Corolla Altis(490台・9.7%)、4位はGAC Aion ES(406台・8.0%)、5位はMazda 3(39台・0.8%)、6位はJuneyao JY Air(7台・0.1%)だった。
系統別にみると、日本車(Honda Civic+Toyota Corolla Altis+Mazda 3)が合計3,220台でシェア63.6%を占め、Tesla(米国)が1,431台(28.3%)、中国車が413台(8.1%)という順番だ。
Honda Civicがなぜ圧倒的に強いか
e:HEVハイブリッド技術への信頼、日本車の高いリセールバリュー、ホンダ全国ディーラー網の充実、若年層・中産階級向けのブランドイメージが複合的に作用している。2位のTesla Model 3との差は台数ベースでほぼ2倍だ。CivicはC-Segmentの「基準モデル」としての地位を確立している。
テスラが2位に食い込んだ背景
Teslaタイランドは2023年に正式参入し、バンコク・チェンマイ・プーケットにサービスセンターを展開、スーパーチャージャー網を拡大した。1,431台という実績はタイのプレミアム志向消費者がTeslaブランドを受け入れた結果だ。一方でC-Segment全体のBEV比率は36.4%で、B-SUVセグメント(52.9%)と比べると依然として内燃機関・ハイブリッドが主流を保っている。家族用車やビジネス用途では、長距離走行の信頼性や整備コストの予測しやすさを重視する層が多い。




