ホンダはタイ市場向けに、Eセグメントセダンの主力モデル「アコード(Accord)」のMY2026モデルを発表し、公式価格を提示した。新グレード構成は3種類で、価格帯は1,479,000バーツから1,764,000バーツまで。前年モデル比で3万〜3.5万バーツの値上げとなったが、新色Urban Greyの外装、White内装(RS限定)、モノクロームHマークロゴ等の刷新で価値向上を訴求する。e:HEVハイブリッドシステムは継続採用。
3グレード構成、価格148万-176万バーツ
MY2026のアコードは3グレード構成。最も標準的なe:HEV Eが1,479,000バーツ、中位グレードのe:HEV ELが1,629,000バーツ、最上位のe:HEV RS Panoramicが1,764,000バーツ。3グレードの価格差は約30万バーツで、装備・内装の違いに応じた選択肢を提供する形となっている。
タイのEセグメントセダンの主要競合は、トヨタ・カムリ、ニッサン・テアナ(継続販売中)、米欧系プレミアムブランドのエントリーモデル。ホンダ・アコードはハイブリッドシステムを早くから市場に投入してきたモデルで、燃費性能と上質感の両立を訴求点とする。
前年モデル比3万-3.5万バーツの値上げ要因
前年モデルとの比較では、3万〜3.5万バーツ(約13万-15万円相当)の値上げ。タイの自動車市場では昨年来、原材料費・物流費・為替変動・環境規制対応コストなどの要因が複合し、各メーカーが小幅な価格改定を実施している状況。
ホンダ側の値上げ正当化材料として、新色追加、内装の選択肢拡大、ブランドロゴ刷新による「印象の変化」を打ち出している形。在タイ日本人駐在員にとって、約13-15万円相当の値上げは新車購入の判断に影響する規模感だが、新色や内装オプションが目的に合えば値上げ分の価値を実感できる。
新色Urban Grey外装+White内装(RS限定)
ボディカラーの目玉は新色「Urban Grey」(アーバングレー、パール)。グレー系のシックな色合いで、都市部の駐車場・ビジネス用途に適した選択肢となる。タイの白系・黒系一辺倒の傾向に対して、上品なグレーの選択肢追加は需要層を広げる狙いがある。
内装は最上位のRS Panoramicグレード限定で、Whiteカラー(白系)が選択可能。タイの高温環境では白内装の温度上昇問題があるが、UVカット・耐熱素材の採用で対応している。プレミアム感を演出する選択肢として、富裕層・若年経営者層をターゲットとする。
モノクロームHマークロゴへの変更とe:HEVハイブリッド継続
ブランドアイデンティティの面でも変更があり、新型はモノクローム(白・黒の単色)化された「Hマーク」ロゴが採用された。従来のクロームメッキ仕様から、より現代的でミニマルな印象に変わる。グローバルなホンダのブランディング刷新の一環で、タイ市場でも順次展開される見通し。
パワートレインのe:HEVハイブリッドシステムは継続採用。アコードのe:HEVは2モーターハイブリッド方式で、市街地走行ではほぼEV走行、高速巡航ではエンジン直結の効率重視運転と、シーンに応じて自動最適化される設計。タイの渋滞路+郊外高速の混合運転で、燃費性能の高さが評価される。在タイ日本人駐在員のファミリーセダン選択肢として、信頼性・燃費・サービスサポートの3点で根強い支持を持つモデル。