タイのMPV-VAN(スライドドア)市場で、2026年1〜3月の登録累計は計5,098台に達した。トヨタ Alphard/Vellfireが1,320台・シェア25.9%で頭一つ抜けたトップに立ち、2位の日産 Serenaに2倍弱の差を付けた。中国系EVのZEEKR 009が3位、XPENG X9が4位に食い込み、プレミアムMPVセグメントで日本勢と中国勢の併走構図がはっきり見えてきた。Autolife Thailandが5月6日に集計値を公表した。
セグメントの王者はトヨタ Alphard/Vellfireで、3か月で1,320台が登録されシェア25.9%を確保した。タイの富裕層・経営者・芸能人・政治家が「動くVIPルーム」として選ぶ定番モデルで、日本国内向けの高需要と並走しながらタイ市場でも安定した地位を維持している。
2位は日産 Serenaの730台・14.3%で、Alphard/Vellfireが寡占的に押さえる超プレミアム帯ではなく、ファミリー層と業務利用向けの中核MPVとして固定客を持つ。3位は中国吉利系の高級EVブランドZEEKR 009で621台・12.2%を記録した。本格的な100%電気MPVが既に2桁シェアを取る段階に入っている。
4位はXPENGのフラッグシップMPV「X9」が472台・9.3%、5位は同じトヨタの「Majesty」が471台・9.3%でほぼ並列だった。6位以降は中国比亜迪系のDENZA D9(361台・7.1%)、KIA Carnival(270台・5.3%)、ヒョンデ Staria(262台・5.1%)、MG Maxus 7(135台・2.6%)、MG Maxus 9(103台・2.0%)と続く。11位以降にはレクサス LM(102台・2.0%)、広汽 M8 PHEV(81台・1.6%)、ホンダ StepWGN(69台・1.4%)、メルセデス・ベンツ VITO/V-Class(65台・1.3%)、トヨタ Noah/Voxy/Esquire(26台・0.5%)などが並ぶ。
トップ10の中で中国勢は ZEEKR 009・XPENG X9・DENZA D9・MG Maxus 7・MG Maxus 9 の5モデルが並ぶ。プレミアムMPVという価格帯が高いセグメントでも中国車が複数モデル展開する段階に入っており、日本車・韓国車・欧州車・中国車が同じステージで競合する稀有な領域となっている。





