ホンダがタイ向けに二輪「ADV160 H2C Smart Tourer Edition」を発売した。価格は115,900バーツ(約57万円)で、Honda Wing Center全国店舗で販売される。アドベンチャーバイクの実用性に観光ツーリングの要素を加えた特別仕様で、キーレスのスマートトップボックスをタイ初搭載した。
ホンダがタイ向け特別仕様ADV160 Smart Tourer Editionを発売
ホンダのタイ法人がH2C by Hondaの企画で投入したのが「New Honda ADV160 Smart Tourer Edition」だ。日常コミューターとしての使い勝手と、週末の長距離ツーリングという2つの用途を1台でカバーする狙いがある。タイの渋滞だらけの都心では小回りの利くスクーター、週末は山道や海岸線への300キロ級ツーリング、という二刀流の使い方をする層がメインターゲットだ。
キーレス・スマートトップボックス搭載、タイ初の機能
最大の新機能はリアトップボックスのキーレス化だ。ライダーがスマートキーを携帯していれば、トップボックスの開閉が無接触で完了する。タイのバイク利用者にとって、信号待ちや屋台での停車中に荷物の出し入れをするときに鍵を取り出さずに済むのは実用上のメリットが大きい。タイ向けADVシリーズでは初の搭載で、H2Cカスタム部門の特別仕様としてのプレミアムを支える要素にもなっている。
価格115,900バーツ、Honda Wing Center全国展開
価格は115,900バーツ(為替レート1バーツ=4.9円換算で約56万8千円)で、すでにタイ全国のHonda Wing Centerで購入可能だ。標準のADV160と比べて装備差分とトップボックス分のプレミアムが乗っている水準で、タイ二輪市場のミドルクラスでは相対的に高めだが、日本円に換算すると依然として日本国内のADV160新車価格よりも安価になる。在タイ日本人駐在員にとっては、日本でADVシリーズに馴染みがある人ほど選択肢として現実味のある価格帯だ。
ADV160のタイ市場での位置、駐在員のコミューター需要
ADV160はタイ市場でアドベンチャー型スクーターという独自のポジションを築いてきたモデルだ。ヤマハAEROXやNMAXとは異なる「悪路もこなせるスクーター」という打ち出しで、若年層や単身駐在員、週末アクティブ派の支持を集めている。今回のSmart Tourer Editionはそうした層の上位ニーズに応える派生モデルで、Honda Wing Centerでの試乗・即納が可能な点もポイントとなる。