バンコクのシリキット国際会議場で開催中のPET EXPO 2026に愛犬3匹(シーズー)を連れて行った飼い主が、駐車場で車内に犬を残したまま意図せずロック状態になる事案を経験した。最終的にカギ屋に2,000バーツを支払ったが、業者の機材では解錠できず、飼い主が手順を指示してようやくロック解除に至った。在タイ日本人にも示唆的な「ペット車内閉じ込め+ぼったくり寸前」の生活事案だ。
シリキット会議場でPET EXPO参加中、車内ロックで愛犬3匹閉じ込め
事案は5月8日、Facebookグループ「シーズー愛好家」で投稿された。飼い主は朝9時にPET EXPO 2026会場であるシリキット国際会議場に到着、駐車してエンジンを切った直後、原因不明で車のドアがロックされてしまった。車内には愛犬3匹が残されたままで、エンジンを切っているためエアコンも動かない。すぐに会場の警備員と職員に助けを求めた。
警備員のスコッチテープ作戦失敗、30分経過で焦り
会場スタッフはYouTubeで見た「スコッチテープを使ったドア解錠法」を試みた。窓ガラスを少し下げてハンガーを差し込めるところまではこぎ着けたが、内側のロックボタンを押すだけの力が足りず解錠できなかった。30分以上が経過しても状況が改善せず、犬たちの体温上昇と熱中症リスクが現実味を帯びてきた段階で、飼い主はネット検索でカギ屋を呼ぶ判断をした。
カギ屋に2,000バーツ支払いも解錠失敗、結局は飼い主指示で解除
カギ屋は電話で「2,000バーツ」と提示してきた。通常水準(500〜700バーツ)の3倍近い金額だが、緊急性が高いため飼い主は同意した。到着したカギ屋は薄い金属板を差し込み、エアバッグで隙間を広げる手法を取ったが、結局はそれだけでは解錠できなかった。最後は飼い主自身が口頭で手順を指示してようやくロックが解け、犬3匹は無事だった。飼い主は「2,000バーツも払ったのに自分で教えなければならなかった」と憤慨をSNSに綴った。
タイの車内閉じ込め対策、ペット同伴では予防が肝要
タイの猛暑下では車内温度が短時間で50度を超えることがあり、エアコンを切った車内にペットを残すのは命に関わる。今回のような自動ロックの誤作動は、新しい車種ほど高機能化していて起こりやすい。在タイ日本人駐在員家庭でも対策として、(1)スマートキーは必ず手元から離さない、(2)スペアキーを家族や知人に預けておく、(3)カギ屋を呼ぶ前に保険会社のロードサービス(多くの自動車保険に無料で付帯)に電話する—の3点が有効だ。緊急時のカギ屋利用は割増しが当たり前で、保険のロードサービスを使えば0円で対応してもらえる場合が多い。