(関連記事:【続報】32歳ビジネスマンが有名占い師を中央捜査局に告発、業を解く名目で性的暴行+和解拒否)
タイ北部ランプン県で活動していた有名占い師(業を解く名目で複数の被害者に対して性的暴行を行った疑いの中央捜査局告発容疑者)が、施設の無期限閉鎖と「幻想ブロック」サービスの中止を正式に発表した。占い師側は「悪意ある者がシステム破壊を企む」として被害者告発を逆批判し、関係者の名前公表も予告。弁護士は本人の健康状態悪化を伝えており、捜査の長期化が見込まれる。
ランプン県有名占い師が施設の無期限閉鎖を発表
事案の発端は、ランプン県で活動していた著名な占い師が、業を解く儀式として「VIP対応」を行い、被害者の生殖器を口で吸う行為を含む不適切な施術を複数の被害者に行っていたとされる事件。中央捜査局への告発を機に注目が集まる中、占い師は突然の施設閉鎖を表明した。
公式声明としては「悪意ある者(ผู้ไม่หวังดี)が幻想ブロック(นิมิตพิศวง)システムの破壊を企んでいる」「占い師に被害が及んでいる」「本日より無期限で来訪と幻想ブロック施術を中止する」と発表。サービス停止の理由として、被害者告発を「自分への攻撃」と位置づける形を取った。
「悪意ある者がシステム破壊を企む」と被害者告発を逆批判
占い師側の声明文では、「破壊を企む者」の名前と詳細情報を後日公表すると予告。これは被害者特定と圧力の形にも受け取られる発言で、被害者保護の観点からは問題のある対応となる。
タイの宗教系・霊的ヒーリング業界では、信者・支持者を巻き込んで批判者を「悪意ある者」とラベリングする手法が珍しくない。今回の事案でも同じ構図が現れており、捜査・刑事手続きが進む中で関係者の人間関係に影響が及ぶ可能性がある。
弁護士「占い師の健康状態は思わしくない」と弁護
占い師の弁護士は、本人の健康状態が現在思わしくない状態であることを伝えた。捜査・尋問への対応能力が低下しているという主張で、弁護戦略として時間稼ぎや、逮捕・拘留時の医療配慮を要求するための情報共有とみられる。
タイの刑事手続きでは、被疑者の健康状態を理由に保釈の検討対象となる場合がある。同時に、健康悪化を演出することで世論の同情を得ようとする戦略も従来から指摘される手法。捜査側はこうした言動も含めて、警察医・刑事訴訟手続きの中で慎重に検証することになる。
ナム・コンクラパン他著名人のVIP施術経験談
注目される事実として、過去にこの占い師の施術を受けた著名人が複数いる点。タイの芸能・メディア界で名前の知られたナム・コンクラパン、ソラユット・スタッサナチンダ、ノース・ウドムらが過去に同占い師を訪れ、業を解く施術を受けた経験を持つ。
特にコメディアンのノース・ウドム氏は、自身の単独公演で「容姿の良い若い男性スタッフ」が「業を解く」名目で生殖器を握られた経験を語っていたエピソードがある。当時はコメディとして語られた話だが、今回の事件で被害が複数あったことが明らかになった文脈で、笑い話として消費しきれない深刻な性犯罪の側面が浮き彫りになっている。
在タイ日本人にとって、タイの霊的ヒーリング・占い業界の利用は観光体験の一環として人気だが、密室での個人施術には慎重な判断が必要。複数のリピーター・大手芸能人が来訪する有名な施設でも、こうした事案が発生する現実を踏まえ、安全な距離感を保つことが重要となる。