タイ・ウドンタニ県中心部のコンドミニアム2階で2026年4月29日、48歳の男やもめと幼い子供が暮らす4×6メートルの部屋に、ゴミが約50センチも山積みされた異臭の住空間が発見された。腐敗した食べ残しと洗っていない衣類が入り混じり、ベッド・テレビ・化粧台・トイレに至るまですべての面がゴミに埋もれた状態だったという。
発覚したきっかけは、コンドミニアムから漏れる強烈な異臭に困った住民がFacebookで「ここに2人の小さな子連れの父親に部屋を貸さないでほしい。警察に届けたが損害賠償も取れない」と投稿したことだった。投稿に添えられた写真には、足の踏み場のない部屋でゴミが堆積し、壁にはクモの巣が全面を覆う様子が写っていた。
コンドミニアム職員のオーイ氏は記者の取材に対し、部屋の中の状況を語った。広さは4×6メートルでバスルーム付きの間取り。床全面にゴミが堆積し、その高さは約50センチに達していた。ベッド・テレビ・化粧台といった家具の上にもゴミが積み重なり、室内に歩く隙間すらない。トイレには黒い汚れがこびりつき、洗っていない衣類が床に散乱、食べ残しの容器・空のペットボトル・未開封の食品まで雑然と混在していた。
入居者は48歳のウドンタニ県出身の男性で、職業は日雇いの職人と判明している。1年以上にわたってこの状態で生活していたとみられ、住民は「2人の小さな子供がよく一緒に住めるな」と疑問を呈している。子供がどのような環境で寝起きしているか、衛生面・健康面の影響が懸念される状況だ。
タイの賃貸契約では、入居者の生活習慣に対する管理者側の介入は限定的で、ゴミ屋敷化が露見してから対応するまで時間がかかるケースが少なくない。今回の住民通報で警察も動いた様子だが、損害賠償請求と入居者の強制退去には法的手続きの壁がある。子供の福祉保護機関の介入が必要かどうかも、今後の焦点となる。