日本の人気シンガーソングライター藤井風(Fujii Kaze)が、2026年12月26日にバンコク中心部のスパチャラサイ国立スタジアムで屋外ライブを開くことが正式に発表された。タイの主催は音楽イベント最大手のLive Nation Teroで、3枚目のアルバム「Prema」を引っ提げた「Prema World Tour」のアジアレッグ最終盤として位置づけられる。
今回のワールドツアーはアジア、ヨーロッパ、北米の3大陸を巡る大規模なもので、バンコク公演はアジア日程の締めくくりに近い日付だ。バンコク公演の翌年1月9日には、ソウルの高尺スカイドームでアジア日程を完全に締める予定になっている。
藤井風のタイ単独公演は、これが3回目となる。1回目と2回目は屋内アリーナのImpact Arena(ムアントーンタニー)で開催され、チケットが即完売する人気を見せてきた。今回の会場となるスパチャラサイ国立スタジアムは、バンコクのナショナルスタジアムBTS駅のすぐ目の前にある大型屋外競技場で、2万人規模の観客を動員できる。
12月末のバンコクは乾季まっただ中で、夜になると気温が25〜28度程度まで下がる快適な時期にあたる。屋外スタジアムで「Hachikō」や「Nan-Nan」などの代表曲をピアノと共に聴ける組み合わせに、ファンコミュニティ(通称Kazetarian)から早くも高揚の声が上がっている。
アルバム「Prema」は藤井風にとって初の英語詞を中心とした作品で、日本のアーティストがアジア・欧米を単独で回れる世代に育ったことを象徴する1枚でもある。バンコク公演は、新アルバムからの楽曲をまとめて体感できるアジア圏の数少ない機会だ。
チケット価格と販売開始日は記事時点で未公表だが、Live Nation Teroの公式SNSと公式ウェブサイトで追って告知される。過去のタイ公演ではVIP席(サウンドチェック付き)と一般席の階層構成で、一般席は2,500〜5,500バーツのレンジが中心だった。スタジアム規模に拡大した今回は、さらに高い最上級席が用意される可能性が高い。
タイ駐在の日本人ファンや、日本から旅行と合わせてバンコク遠征を計画する層にとっては、年末の予定に入れる価値のあるイベントだ。ソンクランの翌月に当たる12月末は航空券が跳ね上がる時期でもあるため、公演発表と同時にバンコク行きの便と宿を早めに押さえておくほうが、チケット抽選後の出費を抑えられる。