タイの女性がコーヒーショップで買ったオレンジジュース入りエスプレッソを飲んでいたところ、グラスの4分の1ほど飲み終わった段階で口の中にガラス片を感じ取った。SNSの消費者グループに投稿された警告は4月21日に広がり、飲食物への異物混入への注意を喚起している。
投稿によると、購入は4月16日の正午過ぎ、時刻は12時20分から40分の間だった。女性はオレンジジュースにエスプレッソショットを追加したドリンクをオフィスに持ち帰り、午後2時ごろ飲み始めた。グラスの4分の1ほど飲んだ時点で、口の中にガラス片がいくつか入っているのを感じ取り、即座に飲用を中止した。
女性はすぐに販売店舗とコールセンターに連絡し、夕方には救急外来で診察を受けた。翌4月17日には専門医による内視鏡検査を受け、咽頭痛と腹痛も訴えている。検査の結果、胃の中にはガラス片は見つからなかった。医師の説明は「あるかもしれないし、ないかもしれない。あるとすれば小腸まで下降した可能性がある」という、不確定なものだった。
残されたガラス片が腸管に刺さって穿孔を起こす可能性は、医療的に実在するリスクである。小さな破片であれば体外排出まで大きな症状を出さないこともあるが、鋭利な形状なら腸の粘膜を傷つけ、重篤な場合は緊急手術が必要となる。女性は「穿孔が起きないよう祈るしかない」と投稿で述べている。
店舗側はすでに女性と連絡を取り、対応を進めているとされる。ただし投稿では店名は明かされておらず、個別のクレームとして処理する段階にある。SNSでの拡散はすでに始まっており、店舗名が特定されれば一段と大きな騒動に発展する可能性がある。
タイでは過去にも飲食物への異物混入事案が繰り返し報じられてきた。破損したブレンダーや氷砕き機、グラスの破片、金属片の混入など、原因は設備の老朽化や清掃不足が疑われる。飲料製造時のグラス破損に由来する可能性が高く、店舗側は設備のチェックと検品体制の見直しが問われる。在タイ日本人も飲食店での違和感には敏感でありたい事例だ。