タイの観光リゾートでまた外国人がトラブルを起こした。プーケット県ムアン郡のロビンソンチャロン・ショッピングモールの駐車場で、外国人バイカー2人がスタント行為を行う動画がSNSに拡散し、地元住民とタイ国民から強い非難が集まっている。
Khaosod Englishによると、4月20日に地元のFacebookページが動画を投稿した。映像には2人の外国人ライダーがロビンソンチャロンの駐車場を使ってバイクのスタントを行う様子が映されており、一般の買い物客が周囲を歩く中での行為という危険な状況が確認される。
動画はプーケット県ムアン郡の中心部にあるロビンソンチャロンで撮影されたものとされる。ここはタイ人・外国人観光客がともに訪れる一般的なショッピングモールで、家族連れも多い。そうした場所を「バイクの遊び場」にする発想そのものが問題視されている。
SNSのコメント欄には「法執行はどうなっているのか」「観光客はタイを自分の庭と勘違いしている」「タイの治安当局は動かない」など、地元住民の不満が溢れた。プーケットは観光客への対応が甘いと長年批判される地域で、今回の事案はその懸念を強める事例となる。
外国人観光客によるトラブルは2026年に入って増加傾向にある。パタヤでの暴行事件、ウォーキングストリートでの乱射、空港での暴言事件など、タイ各地の観光地で繰り返し報じられてきた。プーケットはビーチ観光の代表地として、類似事件の舞台になる頻度が高い。
今後の対応としては、動画に映った2人の特定とビザ状況の確認、必要ならば入管法違反での処分が検討される。外国人による公共の場での危険行為には、タイ法律上も罰金または追放の根拠があり、今回の事案でもその適用が問われる。
プーケット警察は動画の分析と証拠収集に着手した見通しだが、速やかな犯人特定には至っていない。ロビンソンチャロンの防犯カメラ映像と、バイクのナンバーの読み取りが捜査の鍵となる。
在タイ日本人のプーケット旅行者や駐在員にとっても、観光地での外国人トラブルは身近な治安情報である。自分がトラブルに巻き込まれないため、また周辺で発生した際に冷静に対応するための情報として、今回の事件は押さえておきたい事例だ。