タイ東北部のブリラム県で、深夜に友人と雑談中だった13歳少年が首を撃たれ重症となった。ソンクラン期間中に起きた他村との諍いが引き金とされ、警察は加害者を追跡している。
Khaosodによると、事案発生は4月20日の深夜。ブリラム県ステュック郡ステュック区モー8地区のノーンコ村中央十字路付近、ステュックからフアイラートへ抜ける道路沿いの地点である。ステュック警察署マニット・シリウェート副警部(捜査担当)が通報を受けて現地へ急行した。
被害者は地元ステュック区在住の13歳少年(仮名A君)。友人たちと「眠れないから集まって雑談していた」ところ、何者かが銃を使って1発発砲した。銃弾は首に命中し、少年は大量出血で意識を保つのが難しい状態になった。
救急隊と警察は現場で応急処置を施したあと、ステュック病院に搬送。その後ブリラム中央病院に転送された。容態は重症と発表されている。
事件の背景にはソンクラン期間中の他村との諍いがあった。ブリラム県の農村地帯では、昔から村と村の間で若者同士の対立が発生するケースがあり、水かけ祭りや宴会での衝突が後々の報復につながる例が見られる。
今回の事件も過去のソンクランでの衝突が尾を引いた形とみられ、警察は加害グループの特定と追跡を最優先で進めている。未成年者が銃撃の犠牲となった事例で、地域社会への衝撃も大きい。
タイの農村部では違法に流通する銃器が対立を即座に致命的な暴力に発展させる構造が長年問題になってきた。銃器取締り強化は政府の課題だが、地方の現場では依然として深刻な事件が続く。
在タイ日本人旅行者や駐在員が直接関わる可能性は低い地域だが、ブリラム県内の日系工場勤務者や家族にとっては身近な治安問題として記憶したい。深夜の屋外での集合は、地元の対立構造を知らない住民にもリスクが及ぶ時期がある。