チェンマイ県の森林火災に、有名僧侶と元モデルの芸能人が現場支援に入った。チェディ・ルアン寺のプラクルー・オッド師と、森林火災消火ボランティアで知られるサイ・スコット氏が18日、メーリム郡の現場で消火活動に参加した。GISTDA(タイ地理情報宇宙庁)は同日、チェンマイ県内で1日346箇所の火点(ホットスポット)を検出したと報告している。
支援に入ったのは4月18日、場所はチェンマイ県メーリム郡メーラム地区の山林地帯である。Khaosodによると、地元の地上消防隊に加えて、空中からはヘリコプターが放水支援を行った。大規模な延焼を食い止めるための総合作戦だった。
2箇所目の現場はシリキット女王植物園の裏にあたる森林地帯。竹林と混交林が主体のため延焼速度が極めて速く、通常より多くの機材と人員を要した。消火チームは約2時間をかけて炎を制圧した。
チェディ・ルアン寺のチームは、不足している送風機(リーフブロワー、消火の基本器具)を現場チームに寄贈した。タイの森林火災現場では消火用具の絶対量が足りず、寄贈ベースの装備拡充が恒常的に必要な状況が続いている。
GISTDAの衛星観測によると、チェンマイ県内の1日の火点検出数は346箇所に達した。広大な山岳地帯に点在する火災すべてに地上隊が到達できるわけではなく、風向きと地形によっては人的制御が事実上不可能な地域も含まれる。
タイ北部の森林火災は毎年1-4月の乾季に集中し、4月末から5月初旬の雨季入りまで続く。原因は自然発火より人為的な焼却・野焼きの方が多いとされ、政府は毎年取り締まりを強化してきた。それでも経済格差と生活慣習が絡み、撲滅には至っていない。
著名人が現場支援に入ったことでPM2.5危機への国民的関心は再び高まった。パーイや他の観光地で旅行者の減少が報じられる中、タイ北部の森林保護と観光地の両立は差し迫った課題である。
在タイ日本人旅行者にとっては、今季のチェンマイ・メーホンソン方面への旅行は慎重な判断が必要な時期が続く。マスク・目薬・空気清浄機能のある宿泊先の確認は最低限の備えである。