米国税関の麻薬探知犬がスーツケースの中から嗅ぎ当てたのは、タイの伝統的なサンドイッチ100個だった。ビーグル犬「メルラ」の鼻が捉えた違反品の正体に、世界中のSNSが沸いている。
米国税関・国境警備局(CBP)の公式Facebookが投稿した写真には、あどけない表情のビーグル犬メルラと、ずらりと並んだ「ハムヨーン・ボローニャサンド」が写っていた。タイから米国に入国しようとした旅行者のスーツケースから、100個以上のタイ式サンドイッチが発見されたのである。
CBPは「遅すぎるかもしれませんが、農産物は申告してください。肉も含みます!」とユーモアたっぷりにコメント。米国では肉製品や動物由来の食品の持ち込みが厳しく規制されており、豚肉を使ったハムヨーンは完全にアウトだ。
タイの「サンドイッチ・ボーラーン」は、食パンに甘い豚肉フロスやボローニャソーセージを挟んだ定番の軽食で、コンビニや屋台で1個20〜30バーツほどで売られている。旅行のお土産に100個持って行こうとした気持ちは分からなくもないが、米国の検疫は甘くない。
タイから海外に出る際は、肉類の持ち込み規制に十分注意したい。特に米国、オーストラリア、ニュージーランドは検疫が厳しく、申告せずに持ち込もうとすると高額の罰金が科される場合がある。メルラの鼻からは逃げられない。



