ナコーンラーチャシーマー県のナコーンラーチャシーマー駅(コラート駅)で、プラットフォームの屋根構造が前夜の夏の嵐で崩壊し、140メートルにわたって吹き飛んだ。防犯カメラの映像では、列車から降りた乗客が駅舎に避難してわずか3分後に崩れる様子が記録されており、奇跡的に負傷者は出なかった。
4月18日、県防災減災課が発表した。17日夕方に県内を直撃した嵐で、ムアン・ナコーンラーチャシーマー駅のプラットフォーム2番と3番の屋根が倒壊、およそ140メートル分の構造が壊れた。
カメラが捉えた瞬間は衝撃的だった。18時55分、ノーンカーイ発ナコーンラーチャシーマー行き普通列車418号がプラットフォームに停車した。乗客は列車を降り、激しい雨を避けるように駅舎へ足早に向かっていた。
その3分後、18時58分に屋根構造が重い音を立てて崩れ落ちた。映像では長く続いていた屋根が段階的に倒壊していく様子が映り、金属フレームと瓦礫がプラットフォームの床一面に散乱した。乗客が数分前までいた空間が一瞬で廃墟に変わった。
嵐は県内の広い範囲を襲い、住宅や農業への被害報告も相次いでいる。コラート駅は旅客と貨物の主要駅で、140メートル分のプラットフォーム屋根の再建には長期の工事が見込まれる。
構造物がなぜ短時間でここまで崩れたのか、関係機関は施工や老朽化の原因を調べる方針である。タイ国鉄の駅では過去にも地方駅で屋根破損事例があり、定期的な強度点検と旅客の安全管理があらためて問われる。



