バンコクのバンケー市場周辺で流通していた偽の味の素と偽の調味料「ロスディー」の製造工場が摘発された。中央捜査局(CIB)と食品医薬品局(FDA)の合同作戦で、2万4000個の偽造品が押収された。
4月17日に発表された「テイクダウン作戦」の成果である。偽造品はパッケージを精巧に模倣しており、一般消費者が見分けるのは困難だった。バンケー市場とノンケーム地区の露店で広く販売されていた。
味の素は料理に欠かせない調味料として毎日使われるため、偽造品による健康被害のリスクは深刻である。正規品と異なる原材料が使用されている可能性があり、FDAは消費者に対して購入先の確認を呼びかけている。
タイでは食品偽装が後を絶たない。製造コストを抑えた偽造品は正規品より安く販売できるため、価格に敏感な露店や市場で流通しやすい。今回の工場は「大規模な製造業者」とされ、組織的な偽造ビジネスの存在が浮き彫りになった。
「幽霊輸出」で薬2000万カプセルが摘発されたばかりのタイで、食品偽装の大規模工場も同日に摘発された。消費者の口に入るものの安全が改めて問われている。




