ソンクラーン連休最終日の2026年4月15日、タイ全土の鉄道利用者数が105万7,171人に達した。陸上交通局の予測を4.44%上回り、帰京ラッシュの需要が予測を上回ったことが明らかになった。
路線別の利用者数
利用者の9割以上は都市鉄道(BTSやMRTなどの電車)だった。路線別では、BTSグリーンラインが48万9,129人で最多。次いでMRTブルーラインが27万5,981人、エアポートレールリンクが5万4,406人と続いた。
都市鉄道の合計は96万7,046人で、同日の予測比6.8%増の実績だった。都市鉄道全体としては「予測より多い旅行者がバンコクに戻ってきた」ことを示す数字だ。
一方、長距離の国鉄(SRT)はソンクラーン帰省後の帰京需要を支えるため、増結・増便対応をとった。国鉄は「17日まで臨時列車を増発して旅行者の移動を支援する」と発表した。
ソンクラーン渋滞との比較
タイのソンクラーン期間は帰省と旅行の最盛期で、幹線道路が大渋滞する。特にバンコクから中部・東北部・北部・南部への幹線はどこも渋滞が激しく、バンコク→コーンケーンで通常3〜4時間のところが10時間以上かかることもある。
この渋滞を避けるために都市鉄道や国鉄を選ぶ旅行者が増えており、ソンクラーン期間の鉄道利用は年々増加傾向にある。105万人超という数字は、タイの交通需要が道路から鉄道へシフトしていることを示す一つのデータだ。
タイの鉄道インフラ拡張
バンコクでは現在、オレンジライン(建設中)、ピンクライン・イエローライン(2023年開通済み)など新路線の整備が続いている。2026〜2028年にかけてさらなる新路線の開業が予定されており、都市鉄道のネットワークは着実に拡大している。
地方との高速鉄道(タイ・中国高速鉄道)の建設も進んでいるが、2026年時点では建設中のフェーズ1(バンコク〜ナコンラーチャシーマー区間)がまだ完成していない。地方との鉄道アクセスの改善は引き続き課題だ。