坊主頭にサボン(僧衣の下半身部分)を着た男2人が、部屋で酒を飲みながらソンクランを祝う宴会を開いている写真がSNSに流出し、タイの仏教界に衝撃が走っている。
写真はFacebookの人気告発ページに投稿された。2人は上衣を脱いだ状態で、テーブルにはウイスキーと料理が並ぶ。投稿者は「パーティー僧侶がソンクラン最終日にやりたい放題。国立仏教庁はどこにいるのか、すぐ調査せよ」と訴えた。
コメント欄では「皿に寺の名前が入っている」という指摘が殺到した。写真に写る食器にはバンコクの有名寺院の名前が印字されており、所属先を特定する手がかりになりうる。ただし、この2人が現役の僧侶なのか、また写真が最近のものなのかはまだ確認されていない。
タイでは僧侶の戒律違反がSNSを通じて拡散されるケースが増えている。飲酒は仏教の五戒のひとつ「不飲酒戒」に明確に違反する行為で、僧侶であれば還俗(資格剥奪)の対象となる。
仏教はタイの国教的存在であり、僧侶への敬意は社会の根幹にある。エメラルド仏のレプリカ落下が「不吉な前兆か」と騒がれたように、宗教に関わる出来事にタイ社会は極めて敏感である。今回の写真が本物であれば、ソンクランの「無礼講」がどこまで許されるのかという議論に火がつきそうだ。



