タイ保護観察局は、ソンクラン連休5日間(4月10〜14日)の交通違反が全国で3,961件に達したと発表した。うち飲酒運転が3,726件で全体の94%を占め、薬物使用での運転230件、無謀運転4件、ストリートレース1件が続いた。
県別ではチェンマイが651件で全国最多となり、サムットプラーカーンの317件、ノンタブリーの266件を大きく引き離した。4日間の累計ではチェンマイは276件だったが、5日目だけで375件が上積みされて一気に首位に躍り出ている。ソンクラン本番の13〜14日に祝い酒が集中した結果とみられる。
連休初日の4月10日には、警察が全国で2,600人以上を飲酒運転で一斉検挙した。幹線道路にアルコール検問所を設置し、血中アルコール濃度が基準値の50mg/100ml未満であっても状態が悪ければ休憩所で待機させ、安全が確認されるまで帰さない厳格な対応を取った。検査拒否や身代わり主張にも法的措置で臨む方針である。
2日目の時点で飲酒運転は1,127件だったことを考えると、後半3日間で2,599件が積み上がった計算になる。連休後半ほど酒席が増え、検挙数も跳ね上がるパターンは毎年繰り返されている。
ソンクラン4日間の死者は154人に達しており、飲酒運転が最大の事故原因であり続けている。一方、「警察に家を預ける」と呼ばれる防犯プログラムには初日だけで1,869世帯が登録し、帰省で空き家になる住宅の見回りを警察に依頼した。取締りと啓発の両面で対策は進むが、数字が示す現実は厳しい。



