ソンクランの「7日間危険期間」4日目(4月14日)終了時点で、タイ道路安全センターが発表した累計死亡者数は154人に達した。3日目終了時点の95人から、4日目だけで59人が加わり一日で最大の死者数を記録した。
4日間の推移
1日目(4月11日)は20人、2日目は51人、3日目は24人と推移し、4日目が59人と突出した。累計4日間の事故件数は700件超、負傷者は多数に上る。4日目の死者数の急増は、ソンクランのピーク翌日の疲労蓄積と、最終日に向けての長距離帰省ラッシュが重なったことが要因とみられる。
取締りの内訳
道路安全センターが実施した取締り件数は、4日間でヘルメット未着用が3万4,816件と最多。速度超過2万7,635件、シートベルト未着用8,581件、飲酒運転5,687件が続く。
飲酒運転は1日目の約375件から2日目に1,127件に急増(3倍)し、以降も高い水準が続いた。ソンクランは祝宴の伴う文化であり、昼から飲み始めてバイクに乗るケースが後を絶たない。
バイクと地方の問題
事故全体の大半がバイクで、ヘルメット未着用が取締り最多という数字がそれを示す。タイ地方部では二人乗り・三人乗りが日常化しており、ソンクランの繁忙期には夜遅くまで飲酒後の走行が増える。医療機関が遠い農村部では、軽傷でも搬送中に重篤化するリスクがある。
7日間危険期間は4月17日まで続く。例年、最終日に向けて帰省ラッシュの逆走が集中して死者数が積み上がる。政府は全国の検問体制を維持し、取締りを継続する方針だ。