カンチャナブリー県サンクラブリー郡で、スイカを山積みしたピックアップトラックの下からガソリン約400リットルが見つかり、56歳のタイ人男性が逮捕された。ミャンマーへの密輸目的だった。
軍の特別任務部隊と警察がノンルー地区の検問所で日産の赤いピックアップを停車させたところ、荷台には大量のスイカが積まれていた。男は「サンクラブリーでスイカを売りに行く」と説明したが、スイカの下からガソホール95が14缶、合計395リットル発見された。
男はスイカの下に燃料を隠し、三塔峠(チェディサムオン)の国境を越えてミャンマー側の仲間に渡す計画だった。ミャンマーではタイより高値で取引されており、1リットル70バーツで売る予定だったという。
燃料危機が深刻化するなか、タイからミャンマーへの燃料密輸が相次いでいる。先に報じた石油買い占めの「特別事件」格上げやラチャブリーでのディーゼル14万L摘発に続き、個人による少量密輸も取締りの対象になっている。
「スイカの下に灯油」という手口は一見コミカルだが、燃料価格差を利用した国境密輸がここまで身近な犯罪になっている現実を映し出している。


