トヨタ・タイランドがランドクルーザーFJの全国ロードショーを展開する中、新たなライフスタイル提案として英国バイクブランド「トライアンフ」とのセット販売プランを打ち出した。四輪と二輪を同時に購入しても月々の支払いはわずか2万1,000バーツに抑えられるという。
ランドクルーザーFJはトヨタが2024年に復活させたコンパクトSUVで、クラシックなデザインと本格的なオフロード性能を両立させたモデルである。タイでは発売当初から予約が殺到し、納車待ちが続く人気車種となっている。今回のロードショーでは全国各地のショッピングモールなどを巡回し、実車に触れる機会を提供している。
セット販売の相手に選ばれたトライアンフは、英国発の老舗バイクメーカーである。アウトドアやツーリングを楽しむ層にとって、ランクルFJとの組み合わせは休日の過ごし方そのものを提案する形になる。トヨタ側はこうしたライフスタイル訴求型の販売手法で、単なる値引き競争とは一線を画す戦略を狙っているとみられる。
月々2万1,000バーツという支払額は、タイの中間層にとって決して安い金額ではないが、四輪と二輪の2台分と考えれば割安感がある。ローンの詳細な条件や頭金の設定については、ロードショー会場で個別に案内しているという。
タイの自動車市場はヒュンダイのタイ工場が予定通り完成するなど各社の動きが活発化している。トヨタとしては既存の販売チャネルだけでなく、体験型イベントと異業種コラボで顧客の囲い込みを図る考えである。