タイ観光庁(TAT)ナコンパノム事務所が、ナコンパノム・サコンナコン・ムクダハーンの東北部3県を結ぶ5つの観光ルートを発表した。ソンクラーン期間の旅行先として、メコン川沿いの文化体験や地元の祭りを軸に誘客を図る。
第1ルートはナコンパノムのメコン川沿いツアーで、朝夕の涼しい時間帯に川辺を散策する内容である。団体旅行にはTATが食事を手配し、個人旅行者には環境配慮型ホテル「STGs」認証の宿泊施設で記念品がもらえる特典を用意している。
サコンナコンでは4つのルートが設定された。ドンサワン島へのボートクルーズやターレー地区の歴史ある教会の見学、トラムに乗ってプーパン王室開発センターを巡るコースなどが含まれる。同県名物の「5つの黒」と呼ばれる特産品や、著名な高僧への参拝も組み込まれており、信仰と自然を一度に楽しめる構成である。
ソンクラーン期間中はナコンパノムの「オンソン・タノン・カオプン」、サコンナコンの「マハソンクラーン・タノン・カオハーン」、ムクダハーンの伝統祭りといった地元色の強いイベントが各地で開催される。バンコクや主要都市の水かけ祭りとは一味違う、イサーン独自の食文化や伝統行事に触れられるのが魅力である。
3県はいずれもメコン川に面しており、対岸にはラオスが広がる。川沿いの景観と国境の雰囲気を楽しみながら、地方ならではの素朴なソンクラーンを体験できる。バンコクからは飛行機でナコンパノムまで約1時間半、陸路では車で約8〜9時間の距離にある。都市部の喧騒を離れた静かな連休を過ごしたい人には、検討の価値がある旅先といえる。