パトゥムターニー県で4月10日、田んぼの中で69歳の女性が死亡しているのが発見された。猛暑の中、藁の火を消火しようとして熱中症で倒れたとみられている。
発見場所はバーンドゥア区ムー7、ラチャプルック環状線(国道9号線)付近の田んぼである。通報を受けたパトゥムターニー県警と法医学医師が現場に急行したところ、バナナ園に隣接する田んぼの中で仰向けに倒れた女性の遺体を確認した。遺体のそばには火を叩いて消すための棒が1本残されていた。
バーンドゥア区の区長によると、数日前に住民から「田んぼで藁を燃やしており、火がバナナ園に燃え移っている」との通報があった。区長が駆けつけると、亡くなった女性の夫が藁を燃やしている最中だった。区長や近隣住民が協力して消火し、田んぼとバナナ園の火はすべて鎮火した。
その後、区長は女性の夫を自宅まで車で送り届けた。しかし女性本人がいつ現場に戻り、残り火の消火作業を行ったのかは不明のままである。誰にも気づかれないまま田んぼの中で倒れ、そのまま命を落としたとみられる。
タイ全土では40度を超える猛暑が続いており、社会保険庁も熱中症による死亡リスクを警告したばかりである。屋外での農作業や消火活動は特に危険が高く、高齢者が単独で作業する際の見守り体制が改めて問われる事態となった。