電力会社(MEA・バンコク)は2026年4月11日(ソンクラーン初日)、バンコクとノンタブリーの一部地区で計画停電を実施すると事前に告知した。電力供給システムの効率改善のための作業で、定期的な保守点検の一環だ。
計画停電の概要
MEA(地方電力事業)は停電が予定されるエリアと時間帯をウェブサイトで事前告知した。停電時間は区域ごとに異なるが、多くの区域で数時間程度の停電が見込まれた。
停電日として選ばれた4月11日はソンクラーン初日。多くの人が外出・外食・旅行中のため、停電の影響を受けにくいという側面があったが、在宅の人や店舗にとっては不便な状況だった。
ソンクラーン中の計画停電への反応
発表を受け、SNS上では「ソンクラーンに停電なんて」「冷房が使えなくなる」という声もあった。タイの4月は最高気温40度を超える日が続く。エアコンなしで過ごす数時間は、特に高齢者・子ども・病人には熱中症のリスクがある。
MEAは「やむを得ない設備保守のための措置」と説明した。定期的な点検整備は長期的な電力安定供給に不可欠で、祝日・連休中は電力需要が下がるため作業を行いやすいという理由もある。
バンコクの電力事情
バンコク・周辺都市の電力はPEA(地方電力事業)ではなくMEA(首都圏電力事業)が管轄する。MEAはバンコク・ノンタブリー・サムットプラカーンの3都府県を担当し、約4.5〜5百万世帯に電力を供給している。
タイ全体の電力供給はEGAT(国営発電局)が一元管理し、MEA・PEAが各地区に配電する仕組みだ。老朽化した配電線の更新や新設に合わせた計画停電は定期的に行われる。
停電中の対応策
停電時には冷蔵庫の扉を開けないことで数時間の保冷が維持できる。モバイルバッテリーや電池式の扇風機があると便利だ。エアコンに依存している環境では、停電前に室温を下げておくか、風通しの良い場所に移動することが熱中症予防になる。
タイでは「停電マップ」を事前に確認できるMEAのウェブサイトが活用されており、予定停電の日時・エリアを調べてから外出スケジュールを立てることが推奨される。