インターポール赤手配書が発出されているスウェーデン国籍の男性が2026年4月9日、プーケット県警の捜査チームによってコンドミニアムで逮捕された。スウェーデン警察当局との連携によって位置情報が絞り込まれ、タイ内の入管当局と共同で令状を執行した。
逮捕された男性の容疑はスウェーデン国内での殺人・違法武器・薬物密売で、「マフィア関連の組織犯罪」への関与が疑われている。男性は母国での逮捕状を逃れてタイに渡航し、潜伏していたとみられる。プーケットでの具体的な滞在期間や活動内容は公表されていない。
タイは国際犯罪者の「避難地」とみなされることがあり、近年プーケット・バンコク・パタヤなどで外国人指名手配犯の逮捕が相次いでいる。タイ移民局と国際刑事警察機構(インターポール)のバンコク支部は定期的に情報を照合しており、2025年には欧米・アジア各地から逃亡してきた容疑者を複数摘発した。
タイ警察庁は「外国人犯罪者の潜伏場所にさせない」という姿勢を対外的にアピールしており、観光業とのイメージバランスを意識した取り組みとして報道されている。プーケットは外国人長期滞在者が多く、ビザランや観光ビザを使って長期間滞在するケースも多い。当局は不審な外国人の通報を呼びかける制度も整備している。
スウェーデン大使館は領事サービスとして、逮捕・拘留された自国民への支援を提供する。今後、スウェーデンへの身柄引き渡し(引渡し条約がある場合)または国際刑事司法協力の手続きが進む見通しだ。タイには2024年現在、主要欧州諸国と犯罪人引渡し協定を締結している。
