プーケット県のホテルで4月9日、フランス当局から30件以上の犯罪容疑で指名手配されていたフランス国籍の男(50歳、名前はアニとのみ公表)が逮捕された。容疑には薬物犯罪およびマネーロンダリング(資金洗浄)が含まれている。
男はフランスでの訴追を逃れるためタイに入国し、プーケット県内に潜伏していたとされる。タイ国家警察がプーケット県入国管理事務所に対し、男の所在確認と身柄確保を指示したことで捜査が本格化した。
フランス警察は以前から男の逮捕を求めており、国際的な捜査協力を通じてタイ側に情報が共有されていたとみられる。男が滞在していたホテルの詳細や、タイ国内での活動内容については現時点で明らかにされていない。
プーケットでは近年、国際手配されている外国人の逮捕が相次いでいる。今月だけでもインターポール手配のスウェーデン人がコンドミニアムで身柄を拘束される事案が発生しており、タイ当局による国際犯罪者の取り締まり強化がうかがえる。
男は今後、タイの法的手続きを経てフランスへ身柄が引き渡される見通しである。タイが「逃亡先」として選ばれる実態が改めて浮き彫りとなった形で、入国管理と国際捜査機関の連携がいっそう重要性を増している。