タイのマネーロンダリング対策局(AMLO)の取引委員会は4月8日、大規模詐欺事件に関連する資産34件について新たに差し押さえを命じた。対象はヤイムリアクおよびベンスミス、ウィリンヤー、ケートリヤーら関係者の保有資産で、車両、貸付金の債権、銀行預金、証券口座の残高および有価証券など多岐にわたる。追加分の総額は約82億6900万バーツに上る。
今回の措置は90日間を上限とする暫定的な差し押さえであり、命令番号はY.96/2569として発出された。元となる事件は「テーンタイ」氏に関連する詐欺案件で、国際的な詐欺ネットワークの資金洗浄ルートを断つ目的がある。
これにより、同事件に関してAMLOが差し押さえた資産は累計102件、総額約203億9200万バーツに達した。タイ国内の詐欺摘発としては過去最大級の規模である。
近年タイでは国際的な詐欺組織の摘発が相次いでおり、カンボジア国境の詐欺拠点が公開された事例や、パタヤでの中国カジノ組織の首謀者逮捕など、当局の取り締まり強化が続いている。
AMLOは今後も関連資産の追跡を継続する方針であり、詐欺被害の回復と犯罪収益の没収に向けた捜査がさらに進む見通しである。
