タイのスパ経営者がSNSで「一部の外国人観光客の衛生状態がひどく、施術後にシーツを何度洗っても臭いが取れない」と投稿し、タイ国内で大きな議論を呼んでいる。
投稿では特定の国籍を名指ししていないが、「シャワーを浴びずに来店する客がいる」「体臭がマッサージオイルやシーツに染み込み、次の客にも影響する」と具体的に訴えた。シーツの買い替え費用も経営を圧迫しているという。
タイ人は「1日2〜3回シャワーを浴びる」のが一般的で、「清潔さ」に対する基準が世界的に見ても高い。一方、欧州や中東からの観光客の中には気候や文化の違いから入浴頻度が異なる人もおり、そのギャップが問題を生んでいる。
投稿には「うちのスパでも全く同じ経験がある」「施術前のシャワーを義務化すべき」という賛同と、「国籍で差別するのはよくない」「個人の問題を全体に広げるな」という批判の両方が寄せられた。
タイのスパ・マッサージ業界では以前から「施術前のシャワー」を推奨しているが、強制力はなく応じない客も多い。一部の高級スパでは施術前にシャワーを必須としているが、街中のマッサージ店では対応が難しい。
タイは年間3,500万人の外国人観光客を受け入れており、スパ・マッサージは観光収入の重要な柱だ。異文化間のマナーの調整は、観光立国としてのタイの継続的な課題である。