スチャート副首相兼天然資源・環境大臣は3月30日、プーケット県コ・エーオ付近の海域で有毒な火クラゲ(カツオノエボシ)が高密度で検出されたと警告した。
海洋沿岸資源局(DMCR)の報告によると、検出された密度は1平方メートルあたり約100匹という極めて高い濃度だ。カツオノエボシの触手に含まれる毒は、接触すると激しい痛み、皮膚の炎症、呼吸困難を引き起こし、重症の場合はアナフィラキシーショックで死亡する危険がある。
プーケットはタイ最大の観光地の一つで、特にソンクラーン(タイ正月)を控えた4月は海水浴客が急増する時期だ。当局はビーチの監視を強化するとともに、海水浴者に対してクラゲ除けのネットが設置されていないエリアでの遊泳を控えるよう呼びかけている。
タイのアンダマン海側では暑季の3〜5月にクラゲの出現が増える傾向がある。過去にもプーケット、クラビー、パンガーなどでカツオノエボシによる被害が報告されており、2023年にはプーケットでドイツ人観光客が重傷を負った事例がある。
プーケットやアンダマン海側のビーチを訪れる旅行者は、ライフガードの指示に従い、ビーチに設置された警告旗を必ず確認することが重要だ。刺された場合は真水ではなく酢をかけ、速やかに医療機関を受診する必要がある。
