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スリン県の湖畔観光地、燃料高で来客半減「去年と正反対」

スリン県の湖畔観光地、燃料高で来客半減「去年と正反対」

観光出典:Thairath2026/03/29 11:00

タイ東北部スリン県の観光地セラーグラオ湖で、燃料高騰の影響により来客数が前年比で半減。例年ピークの3〜4月にもかかわらず、筏レストランの稼働率は50%を下回っている。

タイ東北部スリン県の観光地セラーグラオ湖で、燃料価格の高騰が直撃している。例年なら3〜4月の学校休暇シーズンは書き入れ時だが、今年は来客数が激減し、地元の経営者は「去年の同じ時期とは正反対だ」と嘆く。

セラーグラオ湖はスリン県サワイ地区にあるダム湖で、水上筏のレストランや遊覧が人気の行楽地だ。筏レストラン「Indie Raft」を営むポンチャノック・プーンマンさん(36)によると、昨年は客席の稼働率が80〜90%あったが、今年は50%を下回る日が続いている。収入は前年比で半分以下に落ち込んだという。

背景にあるのはガソリン代の高騰だ。スリン県はバンコクから車で5〜6時間の距離にあり、地方の観光地ほど燃料費の負担が来客数を左右する。「ガソリンが高いから遠出を控える人が増えた」とポンチャノックさんは話す。

飲食店にも波及している。食材の輸送コスト上昇を受け、料理の価格は1品あたり5〜10バーツ(約25〜50円)値上がりした。来客が減っているなかでの値上げは客離れに拍車をかけかねず、経営者たちは苦しい判断を迫られている。

湖畔の事業者たちは口を揃えて政府に燃料危機の早期解決を訴える。中東情勢の影響でタイ国内の燃料供給が逼迫するなか、地方の観光業が最も深刻な打撃を受けている現実が浮かび上がった。