タイのエネルギー基金管理委員会(กบน.)が、バイオディーゼルB20を燃料コスト削減の選択肢として推奨した。B20は通常のディーゼル(B7)よりリットルあたり約5バーツ安く、特に産業分野での即効性のあるコスト削減策として期待されている。
B20はパーム油由来のバイオディーゼルを20%混合した燃料で、大型トラックや建設機械、産業用エンジンでの利用に適している。タイ政府はこれまでもB20の普及を推進してきたが、燃料価格が急騰する今、改めてコスト削減の「即座に使える代替策」として位置づけた。
通常のディーゼル(B7)が1リットルあたり38.94バーツで推移するなか、B20は約33〜34バーツで利用可能だ。1リットルあたり5バーツの差は、1日に数百リットルを消費する運輸業者や工場にとっては大きなコスト削減となる。
ただしB20は一般の乗用車やピックアップトラックには推奨されていない場合もある。エンジンの仕様やメーカーの保証条件を確認する必要がある。また、B20を取り扱うガソリンスタンドは限られているため、利用前に最寄りの取扱店を確認しておきたい。
燃料価格が高止まりするなか、B20への切り替えは運輸・物流業界にとって現実的な節約手段だ。政府の推奨を受け、今後B20の取扱店が増える可能性もある。