ガソリン価格の高騰を受けて、LPG(液化石油ガス)燃料への車両改造需要が急増している。月あたりの改造申込件数は前月比60%増で、LPGの供給・設置を手がけるATLAS社の株価は1日で7%上昇した。
LPGはガソリンやディーゼルより安価で、改造費用を数カ月で回収できるとされる。燃料危機でガソホール95が41バーツ/L、ディーゼルが38.94バーツ/Lに達した今、LPGは1リットルあたり十数バーツと大幅に安い。
ATLAS社はLPGの配給インフラと車両改造サービスの両方を展開しており、燃料危機が追い風となっている。株式市場では「燃料危機の恩恵銘柄」として注目されている。
ただしLPG車への改造にはいくつかの注意点がある。改造には認定工場での施工が必要で、安全基準を満たさない非正規の改造は事故のリスクがある。また、LPGスタンドはガソリンスタンドほど普及していないため、地方では給気場所が限られる。
燃料危機が長期化するほど、ガソリンからLPGへの転換は加速する。短期的なコスト削減策として検討する価値があるが、改造費用(通常3〜5万バーツ)と給気インフラの確認が前提だ。