コロナウイルスの新変異株「Cicada(BA.3.2)」について、タイ当局が追加の注意を呼びかけている。この変異株は通常より変異が多く、監視が必要と判断された。
先日の国立ワクチン研究所の発表では「コオロギ由来ではない」との説明にとどまっていたが、今回は疫学的なデータが追加された。BA.3.2はオミクロン系統の派生株で、スパイクタンパク質に複数の変異が確認されている。
現時点でタイ国内の感染例は限定的だが、変異の多さから免疫逃避(ワクチンや過去の感染で得た免疫をすり抜ける)の可能性が指摘されている。重症化率については十分なデータがまだない。
ソンクラン(4月中旬)の大型連休を前に、人の移動が急増する時期だ。当局は手洗い・マスク着用などの基本対策と、体調不良時の早期受診を呼びかけている。
Cicadaという名前のインパクトもあり、SNSでは関心が高い。タイでコオロギ食が普及していることとの混同が引き続き見られ、当局は「昆虫とは無関係」と繰り返している。
