3月26日午後5時頃、バンコク・チャトゥチャック区パホンヨーティン通りのソイ30で、白いポルシェ・タイカン(価格約700万バーツ)が突然炎上した。JS100 Radioが現場の映像を配信し、SNSで拡散された。
消防隊が出動し放水で消火にあたったが、EV(電気自動車)のバッテリー火災は通常のガソリン車と異なり、鎮火が難しい。リチウムイオンバッテリーは一度発火すると内部で連鎖的に熱暴走が起き、大量の水を継続的に投入する必要がある。最終的に火は制御されたが、車両は全損とみられる。
タイではEVの普及が急速に進んでいる。2025年のEV新車販売台数は前年比で大幅に増加し、BYDやテスラ、ポルシェなどの高級EVも街中で見かけるようになった。一方で、EV火災への対応体制は追いついていない。
EVの火災はガソリン車に比べて発生頻度は低いとされるが、一度起きた場合の消火の困難さが課題だ。バッテリーから有毒ガスが発生するリスクもあり、消防隊の装備と訓練が求められる。
700万バーツの高級EVが路上で炎上する光景は衝撃的だ。EV普及の裏で、安全インフラの整備が急がれている。
