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PTTがプレミアム燃料を8バーツ値上げ スタンドに1キロ超のパニック行列

プレミアム燃料は8バーツ/L値上げ(一般6バーツに加え追加2バーツ)。値上げ前の駆け込み給油で1km超の行列が全国で発生した。

PTTは3月26日午前5時から、プレミアムグレードのディーゼルとガソホール95を1リットルあたり8バーツ引き上げた。前夜に発表された一般グレードの6バーツ値上げに加え、高品質燃料にはさらに2バーツの追加負担が課される。

値上げの発表直後、全国のガソリンスタンドに駆け込み給油の行列ができた。都市部では1キロメートルを超える車列が報告されている。「眠れない夜」を過ごした市民が深夜から翌朝5時の値上げ適用前に少しでも安い価格で給油しようと殺到した。

今回の値上げにより、ガソホール95は約41バーツ/L、プレミアムガソホール95は約43バーツ/Lに達する見込みだ。ディーゼルも同様に上昇し、1カ月前と比べて10バーツ以上の値上がりとなった。

石油基金管理委員会が値上げに踏み切った背景には、基金の財政破綻がある。1日あたり25億バーツの赤字が続き、もはや国際原油価格と国内価格の差額を吸収する余力がなくなった。価格統制を維持すれば基金が破綻し、統制を外せば市民生活が直撃されるというジレンマだ。

パニック給油は燃料不足をさらに悪化させる。通常の需要を大きく超える給油が一晩に集中すれば、翌日のスタンドは在庫が枯渇する。政府が「ソンクラン中に燃料は確保する」と約束した矢先の事態であり、国民の政府への信頼がさらに揺らいでいる。

出典:PTT、石油基金管理委員会