石油メジャーのシェルのCEOは、欧州が4月にエネルギー不足に陥る可能性があると警告した。ホルムズ海峡の封鎖により世界的な石油供給が逼迫している中、欧州は特に脆弱だとの認識を示した。
欧州は天然ガスと石油の多くを中東とロシアからの輸入に依存している。ロシアからの供給はウクライナ紛争以降すでに細っており、これにホルムズ海峡の封鎖が加われば、二重の供給途絶に直面する。
4月はまだ暖房需要が残る時期であり、LNGの在庫が底をつくリスクがある。シェルCEOの警告は、タイだけでなく世界全体がエネルギー危機に直面していることを示している。
欧州のエネルギー不足が顕在化すれば、国際的なLNGの争奪戦が激化し、タイを含むアジアの調達コストがさらに上昇する可能性がある。タイの電気代値上げの見通しにも影響を及ぼしかねない。
エネルギー危機は一国の問題ではなく、グローバルな供給網全体の危機だ。