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首相がEVで出勤したらナンバーから宝くじ番号を読む人が続出、タイの「数字文化」

生活出典:Bright TV2026/03/25 23:00

アヌティン首相がBYD製EVで政府庁舎に出勤したところ、タイのSNSでは車のナンバー「9798」から宝くじ番号を読み取る人が続出。4月1日の抽選に向けて「97」「979」が人気番号に。

アヌティン首相が3月25日、BYD製の電動SUV「シーライオン7」(グレー)を自ら運転してタイ政府庁舎に乗り付けた。燃料危機の中、省エネ姿勢をアピールする狙いだ。赤いナンバープレートには「ฎ 9798」と表示されていた。

タイのSNSが即座に反応したのは、首相のEV政策ではなく「ナンバーの数字」だった。宝くじファンたちが2桁の組み合わせ(97、98、79、89)と3桁(979、798、997)を読み解き、次回4月1日の抽選で買うべき番号として拡散した。

タイでは日常のあらゆる出来事から宝くじの番号を読み取る文化がある。交通事故の車のナンバー、寺院で見つかった蛇の模様、政治家の車、僧侶のお告げ——何でも「เลขเด็ด(当たり番号)」の材料になる。首相が新車で出勤すれば、それは格好の「数字ソース」だ。

タイの政府宝くじは毎月1日と16日に抽選され、1等の賞金は600万バーツ(約2,500万円)。1枚80バーツ(約320円)で、屋台やコンビニで手軽に買える。国民的な娯楽であり、駅前の宝くじ売り場は常に賑わっている。

首相の本来のメッセージは「EVで燃料費を節約しよう」だったはずだが、タイ国民が受け取ったのは「9798が来る」というまったく別のメッセージだった。この温度差こそが、タイらしさかもしれない。