タイ証券取引委員会(SEC)が大手仮想通貨取引所OKXに対し、規制違反の苦情を正式に申し立てた。OKXがタイ当局の認可を受けずに国内でサービスを提供していたことが問題視された。
OKXとは
OKXは香港を拠点とする世界最大級の仮想通貨取引所のひとつで、先物・スポット・デリバティブなど幅広い取引サービスを提供する。世界200以上の国・地域でユーザーを持ち、日次取引量は数十億ドル規模に達する。
タイSECによる申し立て
タイのSECは仮想通貨サービス提供者に対し、デジタル資産事業者法に基づく登録・認可を義務付けている。OKXはこの認可を取得せずにタイ国内向けにサービスを提供していたとして、SECが正式に苦情申し立てを行った。
SECは過去にBinanceなど複数の無認可取引所に対しても警告を出しており、今回もその延長線上の対応だ。IPアドレス単位でのアクセスブロック要請も視野に入れているとされる。
タイの仮想通貨規制
タイはアジアの中でも仮想通貨に比較的開放的な国だ。SECが認可した取引所は合法的に営業できる。一方で無認可業者には厳しく対応しており、認可制度の実効性確保が課題となっている。
タイでは仮想通貨を利用した詐欺・マネーロンダリングも増加しており、SECの取り締まり強化の背景にこうした問題への対応がある。日本でも2022年以降、無認可の海外取引所へのアクセス規制が強化されており、アジア全体での規制対応が進んでいる。
