タイ東北部ブリラム県で6月17日午後、警察官がフィットネスジムの前で妻を銃で撃ち、死亡させる事件が起きた。妻の母親も撃たれて負傷した。容疑者の警官は、駆けつけた警察が到着する前に、ジムのトレーナーたちに取り押さえられた。身内が銃を向けた家庭内の凶行に、地元に衝撃が広がっている。
ジムの前で発砲、妻が死亡
事件が起きたのは17日午後3時20分ごろ、ブリラム県のスラヤマー市場裏にあるフィットネスジムの前。撃たれて死亡したのは、警官の妻でバムの愛称で知られるトリーラヤさん(37)で、頭を撃たれていた。
一緒にいた母親のマンタナさん(58)も肩を撃たれて負傷し、病院に運ばれた。容体は安定しているという。ナンロン警察署の警官や、民間の救助団体が現場に駆けつけた。
トレーナーたちが容疑者を制圧
発砲のあと、容疑者の警官は、ジムにいたトレーナーたちによってその場で取り押さえられた。警察が到着する前に身柄を確保した形で、被害がさらに広がるのを防いだとみられる。
警察官による発砲事件だけに、銃の管理や動機をめぐって、今後の捜査が注目される。
身内に向けられた銃
タイでは民間の銃の所持が周辺国に比べて多いとされ、家庭内のもめごとが銃による凶行に発展する事件がたびたび起きている。とりわけ銃を扱う立場にある警官や軍人が絡む事件は、被害が深刻になりやすい。
日常の場であるジムで白昼に起きた今回の事件は、身近に銃がある社会のリスクを、改めて突きつけている。