タイのPTT Stationが5月18日、翌19日(火)午前5時から全国一斉に小売燃料価格を引き上げると発表した。ベンジン・ガソホール系は1リットルあたり0.85バーツ、ディーゼル系は0.75バーツの値上げで、プレミアムディーゼルだけが据え置きとなる。
主要な油種の新価格は次のとおり。ベンジン95が54.49バーツ、ガソホール95が44.90バーツ、ガソホール91が44.53バーツ、E20が37.90バーツ、E85が33.84バーツ(いずれも1リットルあたり)。タイの場合、PTTが動くとShellやCaltexといった主要チェーンも数日で同じ水準に追随するパターンが多い。
円換算すると0.85バーツはざっと4円弱。1回50リットル給油する乗用車なら、満タン1回あたり40〜45円ほど高くなる計算だ。たいした額ではない、と読むか、毎週給油するから年間で見るとそれなりに効く、と読むかは生活スタイルによる。気になるのはむしろディーゼル側の方で、これはGrabCarやLalamoveの配送料、生鮮品の輸送コストにじわじわ乗ってくる。値上げの瞬間ではなく、数日遅れで物流料金に表れる、という順番だ。
今回は値上げ前夜の発表というかなり直前のアナウンスで、Khaosodも「ด่วน รีบเข้าปั๊มเลย(急げ、ガソリンスタンドに行け)」という見出しを掲げている。バンコクで車を持っている人は、5月18日の夜のうちに満タンにするか、19日朝5時前に並ぶか、どちらかを選ぶことになる。深夜営業のPTT Stationは混むだろう。
ちなみに、原油の輸入価格や石油基金の状況など、値上げの「なぜ」の部分については今回の発表では詳しく説明されていない。値上げの理由を知りたい場合は、後日エネルギー政策計画事務局(สนพ)の月次資料を待つしかない。


