タイ閣議は5月19日、今年10月にバンコクで開催される世界銀行・IMF(国際通貨基金)年次総会の受け入れ準備として、10月16日(金)をバンコクの特別休日にすることを承認した。あわせて、その前の10月12日(月)・14日(水)・15日(木)については、バンコク内の政府機関をWFH(在宅勤務)とする。発表したのはラッチャダ・タナディレック首相報道官。
対象はバンコク特別行政区にある中央官庁・政府機関の職員。会場周辺エリアの国営企業、金融機関、大学などの教育機関、それから民間企業についても「各事業所の状況に合わせた適切な対応を」と協力要請する形になっている。一方、業務上どうしても止められない部署は通常出勤になるとも添えられた。
世銀とIMFの年次総会は、各国の財務相や中央銀行総裁が集まる場で、参加規模は相応に大きい。バンコク市内で開かれる以上、要人移動と警備のために交通規制が走る。閣議の説明でも、休日とWFHを組み合わせた理由として「交通緩和」と「安全面の強化」が挙げられている。要するに、平日に通常通り通勤・通学が乗ると道路が詰まるので、政府機関側から先に動きを抑えにいくということだろう。
気になるのは、10月13日(火)が今回のWFH指定から外れていることだ。月・水・木が在宅で、火だけ通常出勤、金は特別休日。読み方を間違えると現場が混乱しそうな構造をしている。民間企業にしても、会場の近くかどうかで対応がだいぶ変わってくる。
タイで国際会議の開催に合わせて休日が動くのはこれまでにも例があるが、政府機関のWFH指定までセットで打ってきたのは見慣れない印象だ。10月の連休感もあわせて、出張・通院・引っ越し・学校行事などの予定は早めに見直しておいたほうが良さそうである。