タイ東北部ウドンタニ県ムアン郡ムムン町バンタートゥムで5月15日、バイク修理店を経営するトッサポーン・カエウンガームさん(通称ゴルフ、35歳)が、4月分と5月分の水道料金合計41,839.15バーツ(約20万4,000円)という異常な請求を受け、メディアに苦情を申し出る事態が発生した。通常の月額は200-400バーツ程度で、店の家賃(月4,000バーツ)の10倍を超える水道料金請求はあり得ない数字だ。ゴルフさんは「配管に漏れもメーターに異常もない、払うなら水道を止めてくれ」と抗議の声を上げ、水道局が現場調査に動いている。在タイ日本人駐在員でも、家賃契約や事務所運営で公共料金の急変動に直面する場面はあり、注意したい事案だ。
バイク修理店主ゴルフさん35歳、月家賃4,000Bで通常水道料金300B
トッサポーンさん(35歳)は、ウドンタニ市内のムムン町バンタートゥムで月家賃4,000バーツの物件を借りてバイク修理店を営んでいる。普段の水道料金は月200-300バーツ程度で、家賃の1割にも満たない一般的な水準だった。ところが、4月分と5月分の水道請求が合算で41,839.15バーツに跳ね上がり、本人の月収を超える金額が請求された格好だ。
「配管漏れもメーター異常もない」と本人主張
ゴルフさん本人は、店内・敷地内の配管に漏れがないことを確認済みだと主張している。水道メーターの異常検査も水道局に要求しており、「もし本当にこれだけ使ったというなら、メーターを検査して証明してほしい」と訴えている。月家賃4,000バーツの小規模店舗で月平均20,000バーツ近い水道使用は物理的にも疑問が残る数字だ。
「払うなら水道止めて」と抗議
ゴルフさんが取材陣に発した強い言葉は「払うなら水道止めて構わない」というものだ。生活と店舗運営の両方を支える水道を切る覚悟で抗議するのは、水道料金請求への強い不信感の表れ。本人は支払い能力もないと明言しており、水道局と協議で解決策を見つける必要がある状況だ。
水道局が現場調査・解決協議へ
ウドンタニ水道局はこの苦情を受け、現場での調査と当事者との協議を進める方針だ。考えられる原因としては、(1) メーターの故障による誤計測、(2) 配管の地中漏水(店舗の敷地外で発生)、(3) 検針時の数値読み間違い、(4) 課金システム上のエラー、などが想定される。水道局がどの原因と判断するかで、最終的な請求額の見直しが決まる流れだ。
タイの公共料金トラブルとして頻発する構図
タイの公共料金(水道・電気)で「ある月だけ突然桁違いの請求」が来るケースは、定期的にメディアで報じられている。多くは検針エラー、メーター故障、配管漏水などの単純な技術的問題で、利用者が苦情を申し出ることで請求が修正される流れになる。一方、苦情を諦めて請求通り払ってしまうケースもあるため、おかしいと思ったら現場検査を求める姿勢が利用者保護につながる。
在タイ日本人駐在員家庭への含意
タイの公共料金(水道・電気)は、月によって読み取りエラーや計測異常で異常請求が来る可能性が常にある。日本人駐在員家庭の場合、コンドミニアム経由で料金を払うケースが多く、こうしたトラブルが管理事務所を介して処理される構造だ。一戸建てやオフィス契約の場合は、直接水道局・電力会社に苦情を出すことになる。請求書の数字が大きく外れていると感じたら、即座に検針異常の調査を要求するのが、結果として家計と事業運営を守る基本動作だ。