2026年5月13日午前11時、アヌティン・チャーンウィーラクン首相兼内務相が、外国人ノミニー(代理経営)問題と公有地侵食問題の現地視察のため、ドンムアン軍空港からスラタニ県パンガン島へ向けて出発した。スチャート環境天然資源相ら4閣僚が同行。夕方にはプーケット県カトゥー郡のフリーダムビーチも訪れ、最近の森林侵食事件の現場を確認する予定。
11:00ドンムアン発、4閣僚が同行
5月13日午前11時、首相と内務相を兼任するアヌティン氏は、バンコクのドンムアン軍空港第6空軍司令部を出発した。同行閣僚は、スチャート・チョムクリン環境天然資源相、サンペッチ・ブンヤマニ副運輸相、チェーセット・タイセット副内務相、ウォーラシット・リエンプラシット副内務相の4人。閣僚同行の人数からも、不動産・観光業の外国人ノミニー摘発と公有地不法占用に対する政府の本気度がうかがえる。
パンガン島学校で外国人ノミニー問題のブリーフィング
最初の訪問先は、スラタニ県パンガン島の現地学校(パンガン島学校)。同郡長から外国人ノミニーや公有地侵食の現地状況についてブリーフィングを受け、スラタニ県知事の歓迎を受ける。住民からの問題提起や行政支援要望についても直接ヒアリングする予定で、その後、首相は住民への政策方針説明と省庁関係者への指示を行う。
夕方はプーケット県フリーダムビーチ視察、森林侵食事件の現場確認
夕方には移動して、プーケット県カトゥー郡パトン地区のフリーダムビーチへ向かう。同ビーチでは、ナクカード山国立保護林の57ライ以上の違法侵食が発覚しており、最近では「シア・レック」と呼ばれる51歳の男が10ライの侵食容疑で4件の起訴を受けるため出頭している。アヌティン氏は5月10日にも同ビーチ周辺のバンタオビーチ等を視察したばかりで、影響力ある実力者やマフィア組織との対決姿勢を示している。
在タイ外国人・観光客への影響
パンガン島・サムイ島はフルムーンパーティーや外国人ロングステイで知られ、現地ではイラン人夫妻運営の違法学校(イスラエル児89人在籍)摘発など外国人就労問題が連続的に表面化している。今回の視察を契機に、現地の宿泊・飲食施設のノミニー実態が点検される動きが強まる可能性が高く、プーケット・パンガンの観光業界や外国人居住者にとっては、政府のスタンスを読む材料になる。