4月20日17時15分ごろ、プーケット県ウィチット区ムー4の高級コンドミニアムで、ロシア国籍の22歳男性が高層階から転落し、死亡した。プーケットでは外国人居住者・長期滞在者の転落事故が繰り返し起きており、原因は不明のままである。
通報を受けたのはウィチット警察署の副警部補プラチェット・チューケーオ氏(捜査担当)で、署長ソムサック・トーンクリアン警視正に報告したうえで捜査チームを現場に派遣した。救急隊が先に到着し、男性はCPRを施されながらバンコク・シリロート・プーケット病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
身元はヴラディスラフ・エフゲニエヴィッチ氏、22歳、ロシア国籍。プーケット県内でどのような形で滞在していたのか、自室からの転落か別の階からかなど詳細は公表されていない。捜査はウィチット署の刑事課を中心に、ワチラ・プーケット病院の法医学が遺体の検案を担当している。
警察は観光警察とロシア大使館にも連絡し、身元確認と家族への連絡を進めている。ロシア人観光客はプーケットの主要客層のひとつで、特に2020年代以降はロシア国内情勢の変化も受けて長期滞在者が増えている。通報から遺体処理・検案に至るまで、外国人事案を扱う定型の手順で進行している。
プーケットのコンドミニアム転落死事故は、過去数年で何件も発生している。自殺、事故、薬物・飲酒絡み、トラブルによる突き落としなど背景はさまざまで、捜査の結論が出るまで時間がかかるケースが多い。今回も現時点では原因不明としか発表されておらず、法医学的な検死と現場鑑識の結果を待つ段階にある。
プーケットに長期滞在する日本人にとっても、外国人居住者のコンド転落死は無関係ではない。高層階の安全柵、ベランダ・窓の構造、オートロックや鍵の管理、来客の出入りに絡むトラブルなど、建物ハード面と居住者行動の両方にリスクがある。ロシア大使館と現地当局のやり取りで追加情報が出るかどうかが、続報の焦点となる。