ナーン県が森林火災と煙霧の現場を一斉摘発し、1日だけで22人の違反者を検挙したと発表した。知事の指示で警察・行政・森林警備隊が合同で現場を回り、法の厳格適用に踏み切った形である。
発表したのは、ナーン県のチャイナロン・ウォンヤイ知事で、18日の摘発状況を公表した。合同チームは「タサッパロット(パイナップルの目)作戦」と称して県内各地で取締りを実施、森林への火入れや道路脇でのゴミ焼きを行った住民を現行犯で取り押さえた。
検挙された22人はいずれも「幹線道路から500メートル以内で煙を発生させ、視界と交通に重大な影響を与えた」との疑いで立件された。罰金は最大1000バーツ。県をほぼ一巡する広さで、焼畑の慣習やゴミ処理の習慣が対象になった。
郡別では、プーピエン郡が最多で4人が摘発された。ウィーラパット氏、チャイウット氏、クリッサダ氏、プラチャン氏の4人である。パワ郡では3人が捕まった。ほかの郡でも複数の検挙が続いた。知事は「たった1日でこの人数。県内のどこにいても逃げられない」と警告を発した。
北部のPM2.5と山火事の問題は、北部が依然として危機的な汚染水準にあるなか、住民が焼畑を続ける限り解決しない構図が続いてきた。ナーン県は今年、違反者への立件と罰金をセットで動かす方針を明確にし、ほかの北部県の対応にも影響する可能性がある。
同じ日にはチェンダオ、メーアーイ、ファーンなどで雹嵐と豪雨が発生し、山火事を一部鎮火した。関連記事:ドイ・アンカーンが雪のような雹で白く、チェンマイ4郡8区が被害。天の恵みと地の取締りが、北部の煙霧対策を両面で後押しする構図になってきた。



