パヤオ県メーチャイ郡の住宅地で2026年4月17日早朝、受注制作の花火が爆発し、製造者の夫妻2人が火傷を負い、家屋の屋根が粉々に砕け散った。
事故の状況
午前6時5分ごろ、パヤオ市内の住宅に近いタン・プーン村の民家(番地98/49番)から爆発音が響いた。現場に急行した救助隊と消防が火を制圧したが、屋根のタイル瓦がほぼ全て吹き飛び、外壁にも損傷が生じていた。
負傷した2人(男性1人・女性1人)は全身に火傷を負っており、現場付近にいた近所の人が発見して、その場でメーチャイ病院に搬送した。
なぜ花火が家で爆発したのか
取り調べで判明したのは、2人が受注を受けて花火を製作していたということだ。タイでは地方のイベント・祭り・結婚式・開業などで手製の花火(パトゥー)が使われることがあり、注文を受けて製造する個人業者が地方には存在する。
爆発の原因については「極端に暑い気候のなか、花火の充填作業中に摩擦で火花が発生した可能性がある」との見方が当局から示されたが、詳細は調査中だ。
無許可製造という問題
タイでは花火・爆発物の製造は厳格な許可制で、無許可での製造・保管・販売は爆発物法に違反する。今回の事故でも、2人が無許可で花火を製造していた疑いがあり、当局が調査を進めている。
タイでは毎年ソンクラン・ロイクラトン・正月などのイベント前後に、花火や爆発物に関連した事故が複数報告される。市販の花火より強力な手製の花火は特に危険で、住宅密集地での保管・製造は大きなリスクをはらむ。
タイ警察庁は花火事故防止キャンペーンを毎年実施しているが、地方では無許可製造の慣行が続いている。




